個人事業主にホームページは必要?いらないケースと判断基準を制作者が正直に解説
悩む人
・作るにしても、お金をかける価値があるのかわからない
個人事業や小さな会社を営んでいて、「ホームページって必要なのかな?」と悩んだことはありませんか?
いざ作るとなると、依頼すれば制作費が、自分で作るなら時間がかかります。そこまでして作る価値があるのか、迷っている方も多いと思います。
そこで今回は、ホームページを作る側の立場から、本当に必要なのかを正直にお話しします。
結論からいうと、ホームページは全員に必要なわけではありません。必要なのは、すでに屋号や名前で検索されている人と、「地域名+業種」で新しいお客さんに見つけてほしい人です。
必要かどうかは「名前で検索されているか」で決まる
ホームページが必要かどうかを判断するときに、まず確認してほしいのが「あなたの屋号や名前が検索されているかどうか」です。
ホームページのメリットやデメリットはよく紹介されていますが、それだけでは「自分の場合はどうなのか」が判断しにくいもの。名前で検索されているかどうかなら、今の状況から判断できます。
指名検索とは
指名検索とは、屋号やお店の名前、サービス名などで検索されることです。
たとえば、大阪で「ひまわりピアノ教室」という教室を開いている場合、次のような検索が指名検索にあたります。
・ひまわりピアノ教室 大阪
・ひまわりピアノ教室 料金
・ひまわりピアノ教室 口コミ
これに対して、「大阪 ピアノ教室」のように、地域名や業種で探す検索は一般検索と呼ばれます。一般検索をする人は、まだどこに頼むか決めていない状態です。
名前で検索した人は、すでにあなたに興味がある見込み客
指名検索をする人は、どこかであなたのことを知ったうえで検索しています。
・知り合いから紹介された
・チラシや看板を見かけた
つまり、すでにあなたに興味を持っていて、「もう少し詳しく知りたい」と思っている人です。料金や場所、予約の方法を確かめるために検索していることが多く、問い合わせに一番近いお客さんといえます。
ところが、ここで自分のホームページが出てこないと、検索した人は以下のようなページで情報を探すことになります。
・ポータルサイト(同じページに競合も並んでいる)
・口コミサイト(自分では内容をコントロールできない)
小さなウェブ集客のミカタ 阿部
自分が指名検索されているか確かめる方法
指名検索されているかどうかは、無料で、数分あれば確認できます。ここでは3つの方法を紹介します。
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Googleの予測変換(サジェスト)に屋号が出るか
一番手軽なのが、Googleの検索窓に屋号を途中まで入力してみる方法です。
たとえば「ひまわりピアノ」と入力したときに、予測変換に「ひまわりピアノ教室」や「ひまわりピアノ教室 料金」が表示されれば、ある程度の人数に検索されていると考えられます。
ただし、予測変換は検索数が少ないと表示されません。出てこないからといって、まったく検索されていないとは限らない点は覚えておきましょう。
Googleビジネスプロフィールの「パフォーマンス」で検索語句を見る
Googleビジネスプロフィールを登録している場合は、実際にどんな言葉で検索されたかを確認できます。
-
Googleで自分のビジネス名を検索

-
表示された管理画面から「パフォーマンス」をクリックします。

-
「ビジネスプロフィールの表示につながった検索語句」を確認する

検索数が少ないうちは、上の画面のように検索語句が表示されません。この場合は、まだ名前で検索される機会が少ない段階と考えてよいでしょう。
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屋号で検索したときに何が表示されるか
最後に、実際に屋号で検索して、検索結果に何が表示されるかを確認しましょう。
表示される内容によって、今の状況がわかります。
| 表示されるもの | 今の状況 |
| Instagramなどのアカウント | 見つけてもらえているが、料金や詳しい情報は伝わりにくい |
| ポータルサイト | 同じページに競合も並んでいて、比較されやすい |
| 口コミサイト | 内容を自分でコントロールできない |
| 競合のページ | 名前で探した人が、ほかのお店に流れている可能性がある |
| 何も出てこない | まだ名前が知られていない段階 |
参考までに、当サイトの名前で検索した結果がこちらです。

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ホームページがあると、検索結果の上から自分の情報が並び、上記のようにAIによる概要にも自分のサイトの内容が使われます。名前で検索してくれた人に、伝えたい情報をそのまま届けられる状態です。
またすでに自分のホームページがあるのに検索結果に出てこない場合は、こちらの記事で原因を確認できます。
あわせて読みたい
会社名で検索してもホームページが出てこない?5分でできる原因チェックと直し方
この記事を読むホームページが必要な人・まだいらない人
ここまでの内容をもとに、ホームページが必要かどうかを3つの段階で整理しました。
| 今の状況 | 判断 |
|---|---|
| 名前で検索されている | 今すぐ作るべき |
| 名前では検索されていないが、「地域名+業種」で新しいお客さんに見つけてほしい | 作る価値あり(成果が出るまで時間はかかる) |
| どちらもなく、紹介やSNSだけで十分に回っている | まだ作らなくていい |
今すぐ作るべき人
SNSや紹介で名前を知った人が、検索してあなたを探しています。特にSNSに力を入れている人ほど、検索してくれた人を取りこぼしている可能性があります。
料金や実績、予約方法をまとめたページを用意して、名前で検索した人がすぐに知りたい情報にたどり着けるようにしておきましょう。
作る価値がある人
「地域名+業種」の検索で新しいお客さんに見つけてもらうには、ホームページが欠かせません。
ただし、検索で上位に表示されるまでには時間がかかります。始めるのが早いほど有利なので、いずれ検索から集客したいと考えているなら、早めに準備しておきましょう。
まだ作らなくていい人
紹介や常連さんで予約が埋まっている、下請けの仕事だけで回っている、という場合は、無理に作る必要はありません。
まずはSNSやGoogleビジネスプロフィールで、知ってもらう機会を増やすことを優先しましょう。
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SNS・Googleビジネスプロフィールだけではダメ?
「SNSやGoogleビジネスプロフィールがあれば十分では?」と思う方もいるかもしれません。結論からいうと、どれか1つで足りるものではなく、役割が違います。
| SNS | Googleビジネス | ホームページ | |
|---|---|---|---|
| 主な役割 | 知ってもらう | 地図で見つけてもらう | 詳しく確かめてもらう |
| 検索からの見つけやすさ | △ | ○(地域の検索に強い) | ○ |
| 情報の残りやすさ | △(投稿が流れていく) | ○ | ◎ |
| 載せられる情報量 | △ | △(項目が決まっている) | ◎ |
| デザインや構成の自由度 | △ | ✕ | ◎ |
| 費用 | 無料 | 無料 | 有料(制作費・維持費) |
SNSは「知ってもらう場所」、ホームページは「確かめてもらう場所」
SNSは、まだあなたを知らない人に見つけてもらうのが得意です。
一方で、投稿はどんどん流れていくため、料金やサービスの詳細、よくある質問などをまとめて伝えるのには向いていません。
SNSで興味を持った人が「もう少し詳しく知りたい」と思ったときに、その受け皿になるのがホームページです。
Googleビジネスプロフィールは、ホームページと一緒に使うと効果的
Googleビジネスプロフィールは、Googleマップや「地域名+業種」の検索で見つけてもらうのに欠かせません。ただし、載せられる情報は項目がある程度決まっています。
プロフィールにホームページのURLを登録しておけば、地図で見つけた人がそのままホームページで詳しい情報を確認できます。
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ホームページを持つデメリットとかかる費用
ホームページは作れば終わりではありません。作る前に、デメリットとかかる費用も知っておきましょう。
初期費用
ホームページを作る費用は、作り方によって大きく変わります。
・制作を依頼する場合:数万円〜数十万円(ページ数や依頼する範囲による)
年間の維持費
ホームページを公開し続けるには、毎年次のような費用がかかります。
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| ドメイン(.com の場合) | 年1,500〜2,500円程度 |
| レンタルサーバー | 月1,000円前後(年12,000円前後) |
| 合計 | 年15,000円前後 |
※2026年10月時点の目安です。サービスや契約期間によって異なります。
ドメインは、初年度だけ安く、2年目以降の更新料が高くなるサービスも多いので注意しましょう。
更新の手間
WordPressなどで作った場合は、本体やプラグインの更新、バックアップといった管理も必要です。情報が古いまま放置されたホームページは、かえって「営業しているのかな?」と不安を与えてしまいます。
自分で管理するのが難しい場合は、保守を依頼するのも一つの方法です。
作るなら最低限そろえたい5ページ
ホームページを作るときは、最初から何十ページも用意する必要はありません。まずは次の5ページがあれば十分です。
| ページ | 載せる内容 |
|---|---|
| トップページ | 誰に向けて、何をしているのかがひと目でわかる内容 |
| サービス・料金 | サービスの内容と料金、所要時間など |
| 事業者情報・アクセス | 屋号、住所や対応エリア、営業時間、連絡先 |
| お問い合わせ | 問い合わせフォーム、電話番号、LINEなど |
| プライバシーポリシー | 個人情報やアクセス解析の取り扱い |
慣れてきたら、よくある質問、お客様の声、ブログなどを少しずつ増やしていきましょう。
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小さい規模でホームページ運用を始める方法
ホームページの作り方は、大きく分けて3つあります。
| 作成サービス(Wixなど) | WordPressで自作 | 制作を依頼 | |
|---|---|---|---|
| 初期費用 | ほぼ無料〜 | 数万円〜 | 数万円〜 |
| 維持費 | 月1,000〜3,000円程度 | 月1,000円前後〜 | 維持費+保守費用 |
| 作りやすさ | ◎ | △(慣れが必要) | ◎(任せられる) |
| 自由度・拡張性 | △ | ◎ | ◎ |
| 向いている人 | まず試してみたい人 | 自分で育てていきたい人 | 時間をかけずに整えたい人 |
※料金はプランや為替によって変わります。
作成サービスで作る
WixやStudioなどのホームページ作成サービスは、テンプレートを選んで文字や写真を差し替えるだけで作れます。とりあえず形にしたい人に向いていますが、サービスの仕様に縛られるため、あとから自由に作り変えるのは難しい面もあります。
また作った後にWordPressなどの本格的なホームページに移動する際はツールなどがないため手動になるデメリットがあります。
WordPressで自作する
WordPressは、ブログやページを自由に増やしていけるのが強みです。ただし、サーバーやドメインの契約、初期設定など、最初につまずきやすいポイントがいくつかあります。
そのため時間がある方はご自身の理想に近いページを作れる可能性もありますが、カスタムの際にはプログラミングの知識が必要になってきます。
制作を依頼する
時間をかけずに整えたい場合は、制作を依頼するのが確実です。最近は、初期設定だけを依頼して、ページは自分で作るといった頼み方もできます。
当サービスでも、初期設定だけをお任せいただけるプランをご用意しています。
まとめ|ホームページが必要かは「名前で検索されているか」で判断しよう
ホームページは、すべての個人事業主に必ずしも必要なものではありません。
制作会社に営業されたからといって、費用を気にしながら無理に作るものではないので、次に当てはまる場合だけ検討するのがおすすめです。
・「地域名+業種」で見つけてほしいなら、早めに作り始める
・どちらもなく、紹介やSNSで十分に回っているなら、まだ作らなくていい
まずは、屋号で検索したときに何が表示されるかを確認してみてください。それが、ホームページが必要かどうかを判断する一番の近道です。
作るべきか迷ったら、今の状況を見てお伝えします
悩む人
「作るとしたら、いくらかかるのか知りたい」
小さなウェブ集客のミカタでは、屋号で検索したときの表示やGoogleビジネスプロフィールの状況を見たうえで、ホームページが必要かどうかをお伝えしています。状況の確認は無料です。
作る場合の料金の目安は次のとおりです。
- 土台づくり:5万円(税抜)─ ページの中身はご自身で作りたい方に
- ページ作成までお任せ:10万円(税抜)─ すぐに使える状態で公開したい方に
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